ワンドの9で追い詰められても逆転するためのポイント




 ワンドの9で追い詰められても逆転するためのポイント

ワンドも9になると数が多すぎて不安というよりも疲労感が強くなってきます。怪我をしてまでも踏みとどまっている精神性を大切にすることも大きなポイント。


ワンドの9の絵柄

包帯を頭に巻いてワンドを手に男が立っています。地面の色はグレーで見通しのつかない状況を表しています。周囲を8本のワンドに囲まれているこの絶望的な状況でも諦めない覚悟をあらわしています。不利な状況は本当に不利な状況なのでしょうか?

ワンドの9の意味

戦う覚悟を意味しています。これほどの不利な状況なら諦めてしまってもいいのですが絶対に諦めたくない何かを心の奥深くで強く感じているからこそ戦い続ける覚悟を決めたのです。すぐに諦められるようなものならすべて捨てる方がいいという意味もあります。


実際の鑑定

29歳の女性ですがもう3年も不倫を続けています。この先どうなるのでしょうか?

答えは貴女の心の中にしかありません。別れるかとことん続けるかのどちらかなのでしょう。

一般にカウンセリングを受ける場合なら答えはすでに決まっています。カウンセリングというのは心の内面にポイントを置いているわけですからいつでもどんなときでも傷ついた心が回復するようにアドバイスします。もとには常識しかありません。

常識的な視点で考えれば不倫は道徳的に悪である。いつでも男性は妻のもとに勝手ってゆく。付き合えば付き合うほど傷つくのは女性。もしも奥様と離婚しても貴女のもとに彼がくることはない。それはどんなときでも同じ・・・運よく結婚まで辿り着けても不倫をする男性はいずれまた同じことを繰り返す。貴女はいずれ捨てられてしまいます。という論理的な明快なアドバイスなのでしょう。だから別れるのなら今です、と・・・

常識的なカウンセリングには未来がないものなのです。破綻する関係から一刻も早く離れることを進めています。


不倫関係で結婚できた男性はいずれ別の女性と不倫をする、というのは予測でもなんでもないわけです。そういう例をマスメディアが流すからすべてそういう結果になるという前提でアドバイスしているだけでしょう。繰り返される不倫には心の中に原因があるわけです。関係性の作り方によっては必ずしもそうなるわけでもないんです。

タロットカードでも同じ答えになることも当然あり得ます。ただ占った時期によっては答えが違ってくるのでしょう。春に占った時はそうであっても夏になったらもう奥様と別れてしまっているかもしれません。その男性が突然の病気で心の中の世界が今までとはまったく変わってしまうかもしれません。これから先の未来は突然の変化でどう動くか理性的な予測もできません。それをどんな時でも不変で常識的に予測できると考えるのはある種の思い込みでしかないのです。

最終的に提示された予測をもとに貴女が判断することなんです。常識的な結果しか起こらないと思って別れるのもいいですしふたりの関係性はふたりで作り上げられるから未来は決まっていないと覚悟して不利な状況だと思われる世間の常識に戦いを挑むのも自由なんです。